自己署名証明書を取り込む(Android Chrome編)

投稿日:  更新日:

Android Chromeにおいて、自己署名証明書を「信頼できる証明書」として、Androidへ意図的に取り込みます。

これにより、証明対象のホストへ、httpsによる接続が可能になります。

Android Chromeは証明書を保持しないので、証明書マネージャーへインストールする形になります。Windowsと違うので、注意して下さい。

※詳細は「Chromeにおける自己署名証明書の扱い」を参照

※環境:XAMPP 8.2.12
     XAMPP Control Panel Version 3.3.0.
     Apache 2.4.58
     OpenSSL 1.1.1p
    Emulator 10.0(Q) API 29
     Chrome バージョン 74.0.3729.185
    Emulator 14.0(U) API 34
     Chrome バージョン 113.0.5672.136

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証明書のアップロード

自己署名証明書をAndroidへアップロードしておきます。今回は、Downloadフォルダへアップロードしました。

ターミナルを開き、「adb push」を使って、下記のように実行して下さい。

> adb push server.crt /storage/emulated/0/Download
server.crt: 1 file pushed, 0 skipped. 0.2 MB/s (1488 bytes in 0.009s)
> adb shell "ls -l /storage/emulated/0/Download"
total 8
-rw-rw---- 1 u0_a191 media_rw 1488 2025-11-20 13:53 server.crt
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証明書のインストール

API 29を境界に、若干、インストール方法が異なります。

API≦29

Settingsアプリの「Credential storage」を開きます。

このページは深いところにあるので、SettingsアプリのSearch機能の利用がお勧めです。

「Credential storage」を開く

「Install from SD card」でアップロード済みの証明書を指定して、インストールします。

証明書のインストール

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API>29

Settingsアプリの「Install a certificate」を開きます。

このページは深いところにあるので、SettingsアプリのSearch機能の利用がお勧めです。

Search機能で開くリンクを巡って開く
「Install a certificate」を開く
「Install a certificate」を開く

「Install a certificate」でアップロード済みの証明書を指定して、インストールします。

証明書のインストール

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証明書の確認

API 29を境界に、若干、確認方法が異なります。

API≦29

Settingsアプリの「Credential storage」を開きます。

このページは深いところにあるので、SettingsアプリのSearch機能の利用がお勧めです。

「Credential storage」を開く

「Trusted credentials」でインストール済みの証明書を指定して、表示します。

証明書の表示

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API>29

Settingsアプリの「Trusted credentials(信頼された信用証明書)」を開きます。

このページは深いところにあるので、SettingsアプリのSearch機能の利用がお勧めです。

Search機能で開くリンクを巡って開く
「Trusted credentials」を開く
「Trusted credentials」を開く

「Trusted credentials」でインストール済みの証明書を指定して、表示します。

証明書の表示

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httpsアクセス

AndroidのChromeを使ってhttpsでアクセスした結果です。

httpsアクセス
【API 29で実行】

httpsアクセス
【API 34で実行】

※アクセスしたWebサーバーについては「ローカルWebサーバーのhttps対応(XAMPP編)」を参照

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