Overflow menusの実装方法を紹介します。
目次
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オーバーフローアイコンをクリックすることで、コンテンツ画面の右上(定位置)に表示されるメニューです。
AndroidのMenu APIが提供するもので、Menu APIの「Option menus」と同じ動作です。
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メニューの実装
Overflow menusの実装方法を静的・動的に分けて示します。
静的な実装はメニューの構成をmenuリソース(xmlファイル)で定義します。
このmenuリソースはres/menuフォルダに配置する決まりです。フォルダが無ければ作成してください。
メニューの定義はmenu要素の中にitem子要素を列記するだけです。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <menu xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"> <item android:id="@+id/menu_file" android:title="File" /> <item android:id="@+id/menu_edit" android:title="Edit" /> <item android:id="@+id/menu_help" android:title="Help" /> </menu>
上記のメニューの定義を、Activity#onCrteateOptionsMenuでMenuオブジェクトへ組み込めば実装は終わりです。
class MainActivity : AppCompatActivity() { ... override fun onCreateOptionsMenu(menu: Menu): Boolean { val inflater: MenuInflater = menuInflater inflater.inflate(R.menu.text_menus, menu) return true } ... }
動的な実装(Menu#addで定義)
動的な実装はメニューを構成するアイテムをMenu#addメソッドで一つ一つ追加していく方法です。
Activity#onCrteateOptionsMenuメソッド内で行います。
class MainActivity : AppCompatActivity() { ... override fun onCreateOptionsMenu(menu: Menu): Boolean { // groupID itemID order title menu.add(Menu.FIRST, Menu.FIRST + 0, Menu.NONE, "File") menu.add(Menu.FIRST, Menu.FIRST + 1, Menu.NONE, "Edit") menu.add(Menu.FIRST, Menu.FIRST + 2, Menu.NONE, "Help") // ※orderが同じ(Menu.NONEは0)時はadd順に表示 return true } ... }
サンプルの実行結果
図は上記で実装したOverflow menusの実行結果です。
サンプルは純粋にメニューを表示するだけの実装です。メニューはオーバーフローアイコンに隠されます。
オーバーフローアイコンをクリックすることで、ドロップダウンメニューにアイテムが現れます。
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アイテムのクリックイベント処理
アイテムのクリックが行われるとActivity#onOptionsItemSelectedにコールバックが返ってきます。
引数で渡されるMenuItemが保持するitemIdを使って、どのアイテムがクリックされたかを判断します。後は判断に基づいて処理を行います(サンプルはToastを発行)。
処理を行ったらtrueを返します。
class MainActivity : AppCompatActivity() { ... override fun onOptionsItemSelected(item: MenuItem): Boolean { return when (item.itemId) { R.id.menu_file -> { Toast.makeText(this, "File", Toast.LENGTH_LONG).show() true } R.id.menu_edit -> { Toast.makeText(this, "Edit", Toast.LENGTH_LONG).show() true } R.id.menu_help -> { Toast.makeText(this, "Help", Toast.LENGTH_LONG).show() true } else -> super.onOptionsItemSelected(item) } } ... }
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